重要度:A 論点:時間的即時性の用語
問4:「直ちに」「速やかに」「遅滞なく」を時間的即時性の強い順に並べたものとして適切なものはどれか。
- A:直ちに > 速やかに > 遅滞なく
- B:速やかに > 直ちに > 遅滞なく
- C:遅滞なく > 速やかに > 直ちに
【第4問:正解と解説】
正解:A
【解説】
・A:適切。一般に、「直ちに」「速やかに」「遅滞なく」の順に時間的即時性が強い。「直ちに」は一切の遅滞を許さない趣旨で、「速やかに」はできるだけ早くという訓示的な趣旨で、「遅滞なく」は正当または合理的な理由による遅れを許容し得る趣旨で用いられる。ただし、違反した場合の法的効果は、各法令の文言、趣旨および制度によって判断される。【試験対策】行政手続法や行政不服審査法の条文でも頻出。基礎法学だけでなく行政法の条文学習でも意識すると一石二鳥。
・B:不適切。一般に、最も時間的即時性が強いのは「直ちに」であり、「速やかに」よりも先に位置する。
・C:不適切。一般的な順序と逆である。「遅滞なく」は、正当または合理的な理由による遅れを許容し得る表現である。
関連過去問:H26,問2
重要度:B 論点:「その他」と「その他の」
問5:「賃金、給料その他の給与」という法令の文言に関する記述として適切なものはどれか。
- A:賃金・給料と給与は並列関係にあり、互いに独立した概念である
- B:賃金・給料は「給与」の例示であり、給与という包括的概念に含まれる
- C:「その他の」と「その他」は同じ意味であり、どちらを用いても法文の構造は変わらない
【第5問:正解と解説】
正解:B
【解説】
・A:不適切。並列関係を示すのは「その他」である。本例は「その他の」が用いられているため例示・包含関係となる。
・B:適切。「その他の」は前の語句が後の包括的な語句の例示として含まれる関係を示す。【試験対策】「の」の一文字で構造が変わる。「その他=並列」「その他の=例示(含まれる)」と機械的に判定できるようにする。
・C:不適切。「その他」は並列、「その他の」は例示包含であり、両者は明確に使い分けられている。
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重要度:A 論点:適用・準用・類推適用
問6:「準用」の説明として適切なものはどれか。
- A:ある規定を、性質の類似した別の事項に、明文の規定に基づき必要な読み替えをして当てはめること
- B:ある規定を、その本来の対象にそのまま当てはめること
- C:明文の規定がない事項について、解釈によって類似の規定の趣旨を及ぼすこと
【第6問:正解と解説】
正解:A
【解説】
・A:適切。準用は「〜の規定は…について準用する」という明文の準用規定に基づく点が特徴である。【試験対策】「明文あり=準用」「明文なし・解釈による=類推適用」の区別が問われる。準用規定の存在が条文に明記されているかがカギ。
・B:不適切。これは「適用」の説明である。準用は本来の対象とは別の類似事項への当てはめである。
・C:不適切。これは「類推適用」の説明である。準用との違いは明文の規定の有無にある。
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