行政書士 憲法 一問一答(11〜15問)|精神的自由

重要度:A 論点:目的効果基準(津地鎮祭事件)

問11:津地鎮祭事件(最大判昭52.7.13)が示した目的効果基準と結論を述べよ。

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憲法20条3項の禁止する「宗教的活動」とは、行為の目的が宗教的意義をもち、その効果が宗教に対する援助・助長・促進又は圧迫・干渉等になる行為をいう。市が地鎮祭に公金を支出した行為は、慣習化した社会的儀礼であり世俗的目的によるもので、宗教的活動にあたらず合憲とした。

関連過去問:H28,問6


重要度:A 論点:愛媛玉串料事件

問12:愛媛玉串料事件(最大判平9.4.2)の判旨を述べよ。

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県が靖国神社等に玉串料等を公金から支出した行為は、社会的儀礼とはいえず、その目的が宗教的意義をもつことを免れず、効果も特定の宗教への関心を呼び起こすものであり、憲法20条3項・89条に違反するとした(目的効果基準による違憲判断)。

関連過去問:H28,問6


重要度:A 論点:空知太神社事件

問13:空知太神社事件(最大判平22.1.20)の判断枠組みと結論を述べよ。

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空知太神社事件(最大判平22.1.20)は、市有地を神社施設の敷地として無償で使用させていた行為について、宗教施設の性格、無償提供に至った経緯、無償提供の態様、一般人からの評価などを総合考慮し、社会通念に照らして許容される限度を超えるかを判断した。その結果、本件無償提供は特定の宗教に対する特別の便益の提供に当たり、憲法20条1項後段および89条に違反するとした。従来の目的効果基準を明示的に否定したものではなく、公有地の無償提供という事案に即した判断枠組みを示したものである。

関連過去問:H28,問6


重要度:A 論点:21条の保障内容と優越的地位

問14:表現の自由が「優越的地位」を有するとされる根拠を2つ述べよ。

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①個人が言論活動を通じて自己の人格を発展させる価値(自己実現の価値)、②言論活動によって国民が政治的意思決定に関与する民主政に資する価値(自己統治の価値)。この二つの価値ゆえに表現の自由は人権体系上優越的地位を占める。

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重要度:B 論点:知る権利

問15:「知る権利」とは何か。表現の自由との関係を述べよ。

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情報の受け手の側から表現の自由を再構成した権利で、情報の受領を妨げられない自由(自由権的側面)と、国家に対し情報公開を求める側面(請求権的側面)を持つ。後者は情報公開法・条例等の具体的立法により実現される。

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