行政書士 基礎知識 初級編(10〜12問)|一般知識

重要度:A 論点:GDP

問10:経済指標に関する記述として適切なものはどれか。

  • A:GDPは一定期間内に国内で生み出された付加価値の総額であり、物価変動の影響を除いたものを実質GDPという
  • B:GDPには、日本企業が海外で生産した付加価値も含まれる
  • C:物価が継続的に下落する現象を、インフレーションという
【第10問:正解と解説】

正解:A
【解説】
・A:適切。GDPの定義と名目・実質の区別である。【試験対策】「国内(属地)=GDP/居住者(属人)=GNI」の対比と、名目成長率≒実質成長率+物価上昇率という関係。
・B:不適切。海外での生産分は「国内」総生産には含まれない(GNIには含まれる)。
・C:不適切。継続的下落はデフレーション。上昇がインフレーション。

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重要度:A 論点:少子高齢化

問11:日本の人口動態に関する記述として適切なものはどれか。

  • A:年間出生数は、近年増加傾向にある
  • B:日本の高齢化率(65歳以上人口割合)は、約15%程度にとどまっている
  • C:合計特殊出生率は人口維持に必要な水準(約2.07)を大きく下回り、総人口は2008年をピークに減少に転じている
【第11問:正解と解説】

正解:C
【解説】
・A:不適切。出生数は長期的に減少傾向にあり、2024年の確定数では68万6173人で過去最少となった。近年増加傾向にあるとの説明は誤りである。
・B:不適切。高齢化率は約3割に達しており、世界最高水準である。
・C:適切。合計特殊出生率は人口置換水準である約2.07を大きく下回り、総人口は2008年をピークに減少傾向にある。2024年の確定数では、合計特殊出生率は1.15、出生数は68万6173人で、いずれも過去最低・過去最少となった。2025年9月時点の65歳以上人口割合は29.4%で、約3割に達している。【試験対策】「出生率1.15・高齢化率約3割・出生数約69万人・人口ピーク2008年」を基準日の数字として整理する。こども家庭庁は2023年に設置された。

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重要度:B 論点:労働法制

問12:働き方改革関連法に関する記述として適切なものはどれか。

  • A:時間外労働に罰則付きの上限規制(原則月45時間・年360時間)が導入され、年10日以上の年次有給休暇が付与される労働者について、使用者に年5日を取得させる義務が課された
  • B:時間外労働の上限は努力義務にとどまり、罰則は設けられていない
  • C:同一労働同一賃金とは、企業間の賃金格差を一律に禁止する原則である
【第12問:正解と解説】

正解:A
【解説】
・A:適切。時間外労働の上限は、原則として月45時間・年360時間であり、臨時的な特別の事情がある場合にも、年720時間以内、時間外労働と休日労働の合計が単月100時間未満および複数月平均80時間以内等の上限が設けられている。また、法定の年次有給休暇が年10日以上付与される労働者について、使用者は毎年5日を取得させなければならない。【試験対策】年5日の取得は労働者自身の義務ではなく、使用者に課された取得させる義務である点に注意する。
・B:不適切。上限規制は罰則付きの法的義務である(働き方改革の最大の眼目)。
・C:不適切。同一労働同一賃金は「同一企業内」の正規・非正規間の不合理な待遇差の禁止である。企業間格差の規制ではない。

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