行政書士 行政法 初級編(16〜18問)|地方自治法

重要度:B 論点:監査委員と行政委員会

問16:執行機関としての委員会・委員に関する記述として適切なものはどれか。

  • A:公安委員会は、すべての普通地方公共団体に置かれる
  • B:教育委員会・選挙管理委員会・監査委員は、都道府県・市町村のいずれにも置かれる
  • C:農業委員会は、都道府県にのみ置かれる
【第16問:正解と解説】

正解:B
【解説】
・A:不適切。公安委員会は都道府県に置かれる委員会であり、市町村には置かれない。したがって、すべての普通地方公共団体に置かれるとする本肢は誤りである。
・B:適切。教育委員会、選挙管理委員会および監査委員は、法律の定めるところにより、都道府県と市町村のいずれにも置かれる(180条の5第1項)。【試験対策】「都道府県・市町村共通=教育委員会・選挙管理委員会・人事委員会または公平委員会・監査委員/都道府県=公安委員会等/市町村=農業委員会・固定資産評価審査委員会」と整理する。
・C:不適切。農業委員会は都道府県ではなく市町村に置かれる委員会である。ただし、区域内に農地のない市町村には農業委員会を置かないなど、農業委員会等に関する法律上の例外がある。

関連過去問:R1,問24


重要度:B 論点:決算

問17:普通地方公共団体の財務に関する記述として適切なものはどれか。

  • A:決算の調製は、長ではなく議会が行う
  • B:議会が決算の認定を否決した場合、当該決算に係る支出はすべて無効となる
  • C:決算は、監査委員の審査に付した上で、議会の認定に付される
【第17問:正解と解説】

正解:C
【解説】
・A:不適切。決算の調製は会計管理者が行い、長が議会に提出する。
・B:不適切。認定の否決は支出の法的効力に影響しない。
・C:適切。233条の流れ(会計管理者が調製→長が監査委員の審査に付す→議会の認定)である。【試験対策】「認定否決→支出の効力に影響なし(政治責任の問題・長は必要な措置と報告公表の義務)」が最頻出。

関連過去問:-


重要度:B 論点:一部事務組合と広域連合

問18:地方公共団体の組合に関する記述として適切なものはどれか。

  • A:一部事務組合と広域連合は、いずれも特別地方公共団体である
  • B:一部事務組合は、国から直接に事務・権限の移譲を受けることができる
  • C:広域連合には、直接請求の制度が認められていない
【第18問:正解と解説】

正解:A
【解説】
・A:適切。いずれも地方公共団体の組合として特別地方公共団体である(1条の3第3項)。【試験対策】「広域連合=国等からの事務移譲の受け皿になれる+直接請求あり/一部事務組合=事務の共同処理のみ」という機能差で区別。
・B:不適切。国等からの事務・権限の移譲を受けられるのは広域連合の特徴である。
・C:不適切。広域連合には長・議員の選挙や直接請求の制度が認められている。

関連過去問:H25,問23


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